NI&Co. Architects 一級建築士事務所

名古屋市の設計事務所です。主に東海三県を活動拠点としておりますが、全国各地に赴きます。

お客様のご要望や懸念材料を丁寧に読み解き、話し合いを重ねながらイメージを作り上げます。
納得されるまで何度もお打合せ・検討を重ね、イメージを共有しながらカタチにしていきます。

各種ご相談は無料で承っております。お電話、EMAIL、FAXにてお気軽にお問い合わせ下さい。

記事一覧(12)

ARM|広場のある集合住宅

ARM APARTMENT, Nagoya, 2017単身女性用アパートの計画である。未婚女性、既婚女性、お子さん連れの女性、高齢女性など様々なターゲットが考えられる。彼女たちはお互いに、そして近隣住民の方達との間にどのような関係を求めるだろうか、というところからこのプロジェクトはスタートした。基本設計終了間近というところで、この地域には明確なコミュニティが存在しているようだという事が分かってきた。個人の生活にまで踏み込むような強い関係性は望まれていない。しかしゆっくりと少しづつ、地域の人々との関係性を自然に築いてゆけるような場所をつくりたいと考えた。住棟は、意匠・構造・予算・環境等の理由から木造枠組工法による3棟の分棟配置とし、敷地のおよそ半分を広めの広場として計画した。広場は外周部に対して開いており、どちらかというと住棟と広場の関係より、広場と周辺エリアの関係が強固なものになるようにしている。個人の生活を守る住まいと、外との関係をゆるやかに構築する広場、それらを等価に扱う事こそが彼女たちの暮らしに新たな風を吹き込んでくれるのではないかと考えた。そこに新たな'関係'が生まれる事を願って。構造:中野稔久施工:服部工務店Photo by NI&Co. Architects

KH|多様なユーティリティスペース

K-HOUSE, Aichi, 2014敷地周辺エリアには、母屋に付属する小屋のようなスペースを持つ住宅が多い。そこは時に倉庫であり、離れであり、交流の場であり...と様々なシーンに対応するフレキシブル空間となっている。このエリアに根付いたこの独特なスペースを本建築にも取り込むことで、新たな住宅のカタチを提案できるのではないかと考えた。軒下の屋外空間は半分インテリアのような感覚を持ち、半屋内スペースとして有効活用できる。家族でBBQを楽しんだり、お昼寝をしたり、ママ友会をしたり...と母屋に寄り添う不思議なスペースを創り出した。また、当該敷地の南側と東側は人通りの多い道路に面しているため、外部からの視線については慎重にスタディを重ねた。最終的には軒の出を一般的な住宅よりも延長し、軒高さをGL+1200に設定した。道路を通行する人の視線が内部まで通らないよう、配慮した結果である。内部空間についても大屋根が一役買っている。建物全体を1つの屋根で覆うことにより各部屋の連続性や一体感が高まる。勾配屋根としたため、それぞれの部屋の天井高にも変化が生まれ、生活のシーンに応じた多様な空間が生み出されている。生活の中心となるリビング、ダイニング、キッチンには吹き抜けが設けられ、天井部の数カ所にトップライトを設けた。吹き抜けを介して降り注ぐトップライトからの光が、室内空間をおおらかに照らし出し、開放感を演出する。

PH|防音性の高いピアノルーム

PIANO HOUSE K-448, Nagoya, 2014 / Archdaily, DEZEEN, homily, WAN AWARDS 2017 Finalistうずまき状の平面をもつ、ピアノ演奏を楽しむための小さな空間です。敷地は、間口7m×奥行き15mの細長い土地であり、周辺は閑静な住宅地です。建物を敷地に対して10度ほどふって配置することにより、建物まわりに適度な余白を生み出し、それを緩衝領域としながら周辺に対する防音対策を講じました。外部を囲むうずまき壁は、内部までまわり込んでおり、ゆるやかに外部と内部を連続させます。汎用性の高い素材を何層にも組み合わせながら、遮音層・吸音層をつくりだし、ローコストながら適切な遮音性能と響きをもった防音室となりました。音の波は、うずまき壁に囲まれた空気を伝わって、人の耳に届きます。内部にまわり込んだうずまき壁は、ピアノ音の伝達を調整するためカスタマイズ可能な仕様としており、音環境に変化をもたらす事ができます。ピアノのアンサンブルが楽しみな、街の小さなホールとなりました。This house with a spiral shape plan is for playing the piano.The site is 7m width and 15m depth, and surrounding area is a quiet residential quarter.The blanks are created by rotating the house 10 degrees against the site, and it brought the soundproof effect as a buffer zone for surrounding area.The spiral shape wall is extended to the inside, so you can feel the continuity of internal and external space by the wall. We designed an acoustic layer and sound insulation layer by combining the general-purpose materials, so the soundproof chamber can have acoustic and echo function with a low budget. A sound wave can reach ears through air encircled with the spiral shape wall. The spiral shape wall extending to the inside is customizable for adjusting convey of piano's sound, so the wall can bring about changes in the sound environment.It becomes the space that players can enjoy ensemble.施工:尚立住建Photo by Hiroshi Tanigawa

BN|多様な距離感を生む店舗

BIANCO NERO, Osaka, 2012 / DEZEEN, ARCHITONIC, 'BIANCO NERO'とはイタリア語で「白・黒」という意味があり、セレクトされたモノトーンの洋服とフィットするような空間が求められました。地下街のさほど広くはない空間を出来る限り広く豊かに、かつ店舗としての機能性も失わないような設計としています。店舗の大部分を占める格子状の棚には、大きく2つの機能があります。1つは大きなワンルームの空間をゆるやかに分節し、商品のカテゴリーに応じたエリア分けを可能にすること。もう1つは、見通しの利くシースルーな空間でありながらも、格子によって生み出された一定の距離感が店員と顧客のあいだに適度な間をもたらすことです。幾重にも重なるレイヤ状の棚は空間に奥行き感と統一感を与え、個であり全体でもあるような感覚を与えます。人々はここで歓びを共有し、また一人での時間を楽しむことも出来ます。棚は全6ユニットから成り、その組み合わせ方によって多様な店舗空間に対応できるようになっています。将来的な店舗の移転や模様替えなど、長いスパンに渡って利用可能なサスティナブルなデザインとなっています。It is an Italian fashion boutique in Osaka, Japan.'BIANCO NERO' means 'white and black' in Italy, and we were required that the shop design suit the monotone clothes selected. We renovated the narrow space in underground shopping center as widely as possible, and the space still keeps the functionality as a shop. The steel grid shelf in the shop has two functions that are to part the big space as if were divided into some small ones and to bring a moderate distance between salesclerks and customers. The layer-like shelf that overlaps several times creates a depth feel and a sense of unity to space, and has an effect that tightens the whole space. In addition, the shelf consists of 6 units and it can respond to various shopping space by changing the combination of units.We considered this shop would be a sustainable and changeable design that can be used for long period as corresponding to prospective moving shop and renovation etc.Photo by Yuko Tada